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【書評】『シンプルで合理的な人生設計』を読んで人生観が180度変わった話|コスパ・リスパ・タイパで未来を整える

「人生って結局、どう生きたら正解なんだろう?」

そんなモヤモヤを抱えていた私にとって、著書『シンプルで合理的な人生設計』はまさに人生の“攻略本”のような一冊でした。

読了後は、「もっと早く読みたかった…!」と心から思わずにはいられませんでした。

この記事では、本書の中で特に印象に残った学びを中心に、読んで感じたこと、実践してみたいことをお伝えします。

「コスパ×リスパ」だけじゃない、最適な選択をする思考法

本書の最大のメッセージのひとつが「よい選択=コスパ(コストパフォーマンス)×リスパ(リスクパフォーマンス)の最適化」。

さらに、タイパ(タイムパフォーマンス)も加えて、あらゆる意思決定を“効率的かつ安全に”していく考え方が紹介されています。

例えば、資産形成。著者はこう言い切ります。

資産運用で最も大切なのは、資産運用を考えないこと。

この一文、衝撃的でした。

投資初心者ほど、どの株を買うか、いつ売るかで右往左往しがち。

でもそれは「非合理」だと、著者は断言します。

インデックス投資が「人生の最適解」な理由

著者がすすめるのは、ずばりインデックスファンドへの積立投資。その理由は極めてシンプル。

  • 銘柄選びに時間を取られない(=タイパが高い)

  • 市場平均に連動し、長期的には高パフォーマンス(=リスパが高い)

  • 手数料も安い商品が多い(=コスパが良い)

つまり、「ほったらかしで成果を出せる最強の投資」だというのです。

さらに、「日本株にこだわらない」「為替リスクは気にしない」「債券ファンドには投資しない」など、明快なルールがあるのも好感度大。

「人的資本」を活かすという最強の投資戦略

お金の運用も大事ですが、著者が最も重視しているのが人的資本です。これは、自分のスキルや経験、信用や人間関係など、お金を生み出す“もと”となるもの。

ここで重要なのが、「戦う土俵の選び方」。

競争の本質は“競争しないこと”

この一節もまた、人生観を変えるパンチ力がありました。

たとえ上位30%程度の能力であっても、競争相手が少ない分野で戦えば十分勝てるという発想。

これってまさに“合理的”ですよね。

「健康」と「人間関係」は人生のインフラ

さらに著者は、睡眠と散歩が最強の自己投資であるとも述べています。

とくに印象的だったのが、睡眠不足でラットが死亡したという実験データの話。

免疫も代謝も崩壊し、平時は無害なバクテリアにさえ勝てなくなるそうです。

そして、人間関係の資本(=社会資本)も、人生の幸福度を決める大きな要素。

ダンバー数=150人というのは、顔と名前が一致し、関係を維持できる最大人数とのこと。

時間という限られたリソースを、誰にどれだけ使うか。

その判断こそが、愛や友情の価値を決めるという視点は新鮮でした。

「人生は4000週間しかない」だからこそ選ぶべき合理性

「人生は4000週間しかない」という言葉にもハッとさせられました。

無限のように感じる時間も、数字で見ると意外と短い。

それなら、優先度の低いことは自動化・定型化して、優先すべきものに時間とお金を使うべきです。

つまり、“投資を人生の中心にするな”。これが本書を通して伝わってくる最大のメッセージかもしれません。

感想まとめ|「もっと早く読んでいれば…!」と心底思える一冊

『シンプルで合理的な人生設計』は、お金・健康・人間関係という人生の3大テーマを、科学と合理性で見事に整理してくれる本でした。

この記事で紹介した考え方の多くは、「なんとなく分かっていたけど行動に移せてなかった…」というものばかり。

しかし、著者の言葉に触れることで、「今すぐ動こう」と思える力がもらえます。

こんな方におすすめ

  • これから資産形成を始めたいけど何をすればいいか分からない

  • 忙しくて人生の優先順位が見えなくなっている

  • 効率的に生きたいけど、心の豊かさも大切にしたい

人生の“設計図”を見直したい人は、ぜひ一度手にとってみてください。

あなたの価値観が、ぐっとアップデートされること間違いなしです。

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