「投資って難しそう…」「株って怖いんじゃない?」
そんな不安をスッと取り除いてくれる一冊が、マンガ『お金は寝かせて増やしなさい』です。
難しい経済用語を極力使わず、素人でも安心して読める構成。
そして読後には、インデックス投資がなぜ最強なのかを腹落ち感をもって理解できる。
この本はまさに、“投資の第一歩を踏み出したい人”にとっての最良のガイドブックです。
「投資信託って実はスゴい」ことがわかる
本書では、投資信託のメリットとして以下の3つが挙げられています。
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少額から投資できる
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自動的に分散投資される
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金融機関が破綻しても資産は守られる
日本は世界でも珍しく、少額から始められる環境が整っているそうです。
しかも、米国や新興国にも簡単に分散投資できるのだから、もはや「やらない理由が見つからない」レベル。
インデックスファンドが最強?
最も印象的だったのは、「アクティブファンドの多くがインデックスファンドに勝てない」という事実。
たとえ運用のプロが選んだ銘柄でも、平均値(=市場の平均)にはなかなか勝てないんですね。
分散効果ってすごい…!という学び😳
リスクを小さくしつつもリターンを大きくする方法があることを統計的に説明していて驚きでした。
特に写真の1番したみたいに国内債券を100%で保有するよりも国内の債券や株式、先進国株式、新興国株式に分散した方がリターンは増えてリスクが小さくなってる。… pic.twitter.com/QtAHjLummb
— さっく@資産運用勉強中🔰 (@sak__shin) April 12, 2025
「銘柄を選ぶよりも、資産配分をどうするか(アセットアロケーション)が最も大事」――この考え方は、資産運用の土台として非常に重要だと感じました。
積み立てるだけ。寝かせて増やすというシンプル戦略
著者は投資スタイルとして「バイ&ホールド(買って保有する)」を推奨しています。
毎月1回、所定の比率で積み立てるだけ。
しかも、自動積立を使えばそれすらしなくて良いという手軽さ。
この本の名言、「お金はインデックス投資でひたすら寝かせて、空いた時間で人生を楽しもう!」は、まさに真理です。
【株式市場に振り回されてる方へ】
今日読んだ漫画で私に刺さった言葉をお届けします🥲
「昨日今日の相場の暴落に惑わされるなんて、私に言わせれば素人以下です」
慣れない初心者のうちは背伸びせずにインデックスファンドを買ってじっと待つことにしようかな pic.twitter.com/7NogUqSN4Q
— さっく@資産運用勉強中🔰 (@sak__shin) April 12, 2025
インデックス投資の出口戦略もバッチリ解説
「投資を始めること」はよく語られますが、「どう終わらせるか」をきちんと説明してくれる本は多くありません。
本書では出口戦略として:
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年齢に合わせて資産配分を見直す(リアロケーション)
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定率での取り崩し(4%ルール)
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必要なときに必要な分だけ取り崩す
など、現実的で実践しやすい方法が紹介されていて、将来がぐっと見通しやすくなりました。
感想まとめ:「投資が怖い」はもう卒業
マンガ『お金は寝かせて増やしなさい』は、投資の初心者にこそ読んでいただきたい一冊です。
「投資を勉強したいけど、難しい本は苦手…」という方にとって、最高のスタート地点になると思います。
そして、実際に投資を始めてみると、案外その仕組みはシンプルで、自分の人生にポジティブな影響を与えるものだと実感できるはずです。
ぜひ「寝かせて増やす投資」を始めて、将来のお金と向き合う第一歩を踏み出してみてはいかがでしょうか?