「お金の不安から解放されたい」「もっと自由に生きたい」と願う人にとって、この本はまさに人生の“地図”のような存在。
読み進めながら何度も、「ああ、こういう発想が必要だったんだ」と膝を打つような感覚がありました。
「自由」とは、ただお金があることではなかった
本書の冒頭で紹介されていた「収入+資産×利回り>支出」という公式。
この一文に、“お金の自由”の本質が詰まっているのです。
面白かったのは、収入を得る手段として「労働者になる」か「ビジネスオーナーになる」か、という分かれ道。
もちろん今の時代、労働者としての働き方も選択肢ですが、「自由を本気で手に入れるならビジネスオーナーであるべき」という筆者のメッセージには非常に納得がいきました。
遠藤洋さんの著書
「投資をしながら自由に生きる」読書中📖ロジカルに分かりやすい書かれ方だし
目指してるところや考え方が似てて
すーっと頭に入ってくる!読み終わったらブログに纏めて発信します😌 pic.twitter.com/w8kqB93FZc
— さっく@資産運用勉強中🔰 (@sak__shin) April 7, 2025
節約すべきは「浪費」であり、「今」や「未来」のために使うお金は惜しんではいけない
お金の使い方についての分類も印象的でした。
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投資(未来のため)
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消費(今を生きるため)
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浪費(過去の自分へのご褒美)
この3つに分けて考えるだけで、「何にいくら使うべきか」が一気に明確になります。
浪費は抑えつつ、自己投資には思い切って使う。
そんなお金の使い方のシフトが、まさに「自由への第一歩」だと感じました。
ビジネスは“ストック型”がカギ。先にお客さんを見つけよう
個人ビジネスを始める人へのアドバイスも具体的で、特に以下の3点は実際にすぐ応用できそうです。
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先にお客さんを見つける
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高単価・高付加価値のサービスにする
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継続収入(ストック型)を意識する
「サービスを作ってから売る」ではなく、「必要としている人にまず出会う」ことから始める。
この視点の転換が、実は最大の成長ポイントかもしれません。
価格よりも「価値」に目を向ける
本書を通して最も心に残ったフレーズのひとつが、「価値>価格の買い物をすることが、本当に“安い”買い物」だという教えです。
お金の使い方を迷ったとき、「これはいくらか?」ではなく「これを買って、どんな価値が得られるか?」と考える。
この問いかけを習慣にするだけで、日々の買い物や選択がまったく違うものになっていくはずです。
投資は“ウイスキー”もアリ?
最後に登場したのが、ちょっと意外な「ウイスキー投資」。
Amazonでの「山﨑25年」の価格推移が10年で10倍以上とのこと。
資産運用といえば株や不動産と思っていた私にとって、新たな視点が広がりました。
まとめ:「働き方」「使い方」「増やし方」を変えることで、自由は手に入る
この本は、お金のノウハウ本であると同時に、「自分の人生をどう生きたいか」を問い直す指南書でもあります。
✔ 働き方を変える
✔ お金の使い方を見直す
✔ 投資で資産を育てる
この3つの行動を意識して日々を過ごすことで、“本当の自由”に少しずつ近づいていけるはずです。
「投資をしながら自由に生きる」──このタイトルのように、堅実に、でもしなやかに人生を楽しむための地図を、一人でも多くの人が手に取ってほしいと感じました。